夏のスキンケア
目次
汗ばむ季節のお手入れ方法
乾燥や埃っぽい季節が過ぎて、じりじりと汗ばむ季節がやってきました。
夏のスキンケアは兎角適当になりがちです。
しかし、夏だからこそお手入れは手を抜かないようにしましょう。
紫外線やエアコンでお肌は傷みやすいのです。
夏のお手入れ方法によって、秋のお肌が変わります。
サロンでおすすめしているスキンケア方法をご紹介します。
是非参考になさってください。
夏の洗顔
夏も冬も、基本的に朝の洗顔はおすすめしていません。
30代後半から、お肌が乾燥しやすくなってきます。
洗顔は、お肌を清潔には保ってくれますが、肌乾燥を進める要因でもあります。
そんな理由で、夜の洗顔はクレンジング後、残った汚れとクレンジング剤を洗い流すために必ず必要ですが、朝の洗顔はあえてすることはないと考えています。
逆に、夜のうちに自分自身の肌が作った“皮脂膜”を過剰に取り去ってしまう可能性があるので止めた方がよいですね。
皮脂膜とは、肌を覆っている薄い天然の保護膜のことで、肌のバリア機能を担っています。
この皮脂膜がない肌は、外部の刺激や雑菌からお肌を守ることができず、肌荒れ、乾燥、ニキビなどのトラブルが起こりやすくなってしまいます。
過度の洗顔(回数や強い圧)などが原因で壊されてしまうこともあります。
では、朝のは水洗いだけでよいのでしょうか?
そうです、洗顔料は使わず水洗いだけで良いのです!
ただ、すこーしだけ工夫して洗ってください。
◆朝の洗顔方法
①使用する水は人肌程度のぬるま湯にする
②15回~20回くらい洗う
③タオルで抑えるように水分を拭う
これだけです。簡単でしょう?
吹き出物に悩んでいたお客様も、乾燥に悩んでいたお客様も、この朝洗顔に変えた途端、トラブルがなくなりました。
肌トラブルで化粧品を買い替える前に是非お試し頂きたいです(^^)
もし、ふき取り化粧水などをお使いの方は洗顔後にふき取ってください。
夜中すごく汗をかいてしまって洗顔料で洗顔したい日は、夜の半分の量で洗ってください。
その後はぬるま湯で15回~20回水洗いです。
◆夜の洗顔方法
①クレンジングを多めに使いしっかり汚れを落とす
②細かい泡でやさしく洗顔
③ぬるま湯で20回程すすぎ、最後に水で5回すすぐ
まずクレンジングでお化粧を9割以上落として下さい。
ここで落としきれてないといくら洗顔してもキレイになりません。
皆さんご存じの通り、ふわふわの泡で肌をこすらない洗顔が正解です。
ぬるま湯後に水ですすぐのは、毛穴を引き締めて乾燥を防ぐためです。
夏の化粧水
保湿といえば化粧水ですね。
夏はべたつく方も多く、化粧水は少な目~なんて声も聞こえてきそうですが・・・
意外と水分乾燥している季節が夏です。
紫外線やエアコンの影響によって角質層はダメージを受けます。
前述した皮脂膜が壊れてしまうことで肌内部に水分を保つことができなくなる、これが水分乾燥です。
ですので、肌の機能を回復するとともに、肌に水分を補うことが大切です。
◆化粧水の付け方
①たっぷり使う
②肌をこすらない
③首までつける
とろみのあるテクスチャーの場合は少量を2~3回に分けて入れ込むと浸透力が上がります。
サラッとしたものであれば、コットンを使った方が肌になじみやすいです。
その時、コットンで肌をこすらないように気を付けて下さい。
せっかく化粧水を付けるなら首もどうぞ(^^)/
首も面の皮とつながっていますから、首までお顔と考えましょう。
年齢が出やすいので部分なので、ケアを忘れずに!
乳液orクリーム
化粧水は水分ベースなので蒸発しやすいのはご存じの方が多いと思います。
水分を補給した後は、やっぱり油分で蓋をして水分蒸発を防ぐことが大切です。
40代以降は、この油分の量を増やしてもいくのがしわやシミの予防につながります。
乳液でもクリームでもどちらでも構いませんが、あまりべたつくものだとその後のお化粧もしづらいので、油分はしっかり入って使用感はサラッとしているものがおすすめです(*'▽')
◆油分補充のコツ
①頬、目元、口元多め~Tゾーン少な目に
②首までつける
③最後にやさしくホールド
洗顔と化粧水と同じで、肌をこすらないようにしましょう。
最後にホールドすることで、お手入れを締めます。
これは大切に肌を労わっているというサインです。
きっと良い脳波がでるので、お肌の回復も早いと思います(^^)
自分の肌を愛するスキンケアタイム
肌も身体も、毎日のお手入れがいちばん大切です。
自分の肌に感謝し、慈しむことで、どんどん綺麗に変化します。
一日の始まりには期待をこめて、一日の終わりには感謝の気持ちを込めて、そんな気持ちでスキンケアをしてみるのもいいですね。
長い間このお仕事をしてきましたが、自分に期待しない、感謝しない方はなかなか健康的な美しさを手に入れることが難しいように思います。
誰よりも近い私の身体をいつも愛してあげることがキレイの第一歩だと感じます。
心に留めて頂けたら幸いです。